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リケジョのためのトークイベントvol.2

~次世代・働く女性像~いまから未来へ引き継ぐもの~

(2016年2月開催)

 

「あなたを動物に喩えるなら?」
意表をつく質問から始まったこのトークイベント。
 
今回は、生命科学分野で博士号を取得され、馬の運動力学をテーマに、独自のアプローチで

研究分野を切り開いてこられたリケジョ研究者を講師にお招きしました。
 

イベントの序盤では、映像を用いて個性豊かな動物20種類が紹介されました。例えばゾウは、大きさと力に優れているが、体を維持するために1日200キロの草を食すとのこと。

また、アネハヅルは、ヒマラヤ山脈を越えて渡りをするをし、ビーバーは、ダムや水路を作って生活しているそうです。この 動物達を人間に置き換えると、ゾウは苦労多き能力者、アネハヅルはひとつの目的を達成するために命をかける人、ビーバーは自ら環境を作る努力家に見えてきます。「彼らの生き方に共感しますか?それとも、こういう生き方はしたくないなぁと思いますか?」という問いかけに、理想的な生き方とは何かと考えさせられました。
 
続いての話題は社会の多様性です。有性生殖は無性生殖に比べて多様性がとても大きいそうです。一方、親の遺伝子をそのまま受け継ぐ無性生殖は、短い時間で大量に個体数を増やすことができますが、なかなか変化しないのが特徴です。安定した品質・人材の統率感を重要視する日本の社会は、文化的に無性生殖型であるといいます。たとえば日本では2つの意見がある時、片方がもう一方を飲み込むことで、一つになることが多い。だから結局、無性生殖型になり、多様性が生まれにくいのだそうです。
 
生物学的に豊かだと考えられるのは、新しい可能性を生み出す有性生殖だといいます。

では、私たちが互いの個性を尊重し合いながら、多様性を生み出すにはどうすればいいのでしょうか?偉大な科学者たちの思考方法を例にあげながら、提案されたのは多様性を生み出す「三角形の関係」。そこには新たな切り口から、人や常識に制限されずに次元を上げながら生きるヒントがありました。
 
専門的で難しそうな内容を、分かり易く説明して下さいました。お話を伺いながら、自分の個性の再発見し、さらに磨きをかける術を得られたと思います。今回学んだことを実践して、もっと次元を上げた生活をしてゆきたいです。

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